ホールについてAbout Hallアート作品
新たな音楽文化拠点に息づく、
三位一体となったパブリック・アートをめざして
すみだトリフォニーホールの建物の随所には、「音」をテーマとしたアート作品が展示されています。お客様の目に触れる大ホール、小ホールはもちろんのこと、アーティストが集うバックステージや楽屋にも、壁画、レリーフ、彫刻等、バラエティに富んだ作品が建物と一体となって設置されており、訪れる皆さまをあたたかくお迎えしています。
ご来場の際には、ぜひこれらのアート作品もお楽しみください。
「壁画レリーフ」山本容子(版画家)
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B1F 小ホールホワイエ
吹き抜け空間の小ホールホワイエを囲う石の壁面に施された12人の作曲家をモチーフとした線描彫刻と、バーコーナーのストックボードを彩る銅板レリーフにより、柔らかな空間をやさしく包み込む。
「棚扉レリーフ」山本容子(版画家)
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B1F 小ホールバーコーナー
吹き抜け空間の小ホールホワイエを囲う石の壁面に施された12人の作曲家をモチーフとした線描彫刻と、バーコーナーのストックボードを彩る銅板レリーフにより、柔らかな空間をやさしく包み込む。
「壁画グラフィック」栗辻博(テキスタルデザイナー)
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B1F 楽屋通路
B1Fと1Fの楽屋通路に描かれたグラフィカルな壁画作品。
色と形を記号的に組み合わせ、壁全体で音の響きを表しながら、軽快なリズムやテンポをつくる(遺作デザイン)。
「彫刻」関孝行(彫刻家)
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1F小ホールエントランス
小ホールへのアプローチを迎えるシンボルオブジェ。
琵琶のような弦楽器を抱える猫が柔らかで暖かい雰囲気を醸しだし、訪れる人に語りかける。
「壁面グラフィック」栗辻博(テキスタルデザイナー)
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1F楽屋通路
B1Fと1Fの楽屋通路に描かれたグラフィカルな壁画作品。
色と形を記号的に組み合わせ、壁全体で音の響きを表しながら、軽快なリズムやテンポをつくる(遺作デザイン)。
「彫刻」石井厚生(彫刻家)
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2F大ホールエントランス
ペデストリアンデッキから続く大ホールのエントランスにおいてシンボルとなる石彫。球体の下に置かれた台座は大ホールの傾きと平行に設置され、球体の彫られたかたちにより音の響きと広がりを感じさせる。
「扉レリーフ」五十嵐威暢(彫刻家)
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2F大ホールエントランス
ホールのメイン扉を飾る建築と一体になったレリーフ作品。
左右に開く扉構造に対し、ひとの音器官である耳を形象化し象徴的に、かつ大胆なレリーフ彫刻で訪れた人々を迎える。
「彫刻」舟越桂(彫刻家)
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2F大ホールロビー
大ホールのエントランスロビーにおいて、象徴的に置かれる等身大のピアニストの像。鍵盤やピアノをイメージさせる床のデザインや台座の上で、ピアニストの静かな表情が吹き抜けの空間に緊張感を与える。
「オブジェ」豊嶋敦史(造形作家)
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2F大ホールロビー(2ヶ所)
階段手すりの端部やホール扉の把手において、ふれることのできるアート作品。階段端部では微妙に異なる形態の違いにより音の揺らぎを匂わせ、把手はドアに耳を傾けるしぐさをイメージ化する。
「壁画」横尾忠則(画家)
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2F大ホールアーティストロビー
大ホールの出演者がステージにあがる前に通過するアーティストロビーにおける壁画作品。
2つのブロックの壁画に埋め込まれた70点のさまざまな滝の絵が、神聖な空間を包みアーティストたちを浄化する。
「壁画作品」工楽純章(コンテンポラリーアート作家)+深井理一(すみだマイスター)
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2F楽屋ロビー
すみだマイスターが制作した組み紐を作品素材とした壁画作品。
組み紐や和紙、金箔といった伝統工芸の素材を活かし、すみだが持つ情緒的イメージを作り、華やかな地元の雰囲気を表現する。
「扉レリーフ」藤原貴子(造形作家)+松本一広(すみだマイスター)
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2F楽屋(6ヶ所)
すみだマイスターが制作した木彫を作品素材とした扉レリーフ。透かし彫りと彫金の異なる工芸技術を組み合わせ、すみだのイメージである「水」「光」「花」をテーマに、楽屋の扉を装う。
「彫刻」深井隆(彫刻家)
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3F大ホールホワイエ
休憩時に利用する大ホールのホワイエに設置された木彫作品。
外からみえる曲面の壁とホワイエスペースに、様々な楽器をモチーフとしたレリーフ作品や座ることのできる作品を配し、シンボルとして、また身近な存在として機能する。
「把手」豊嶋敦史(造形作家)
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大ホール扉(25ヶ所)
階段手すりの端部やホール扉の把手において、ふれることのできるアート作品。階段端部では微妙に異なる形態の違いにより音の揺らぎを匂わせ、把手はドアに耳を傾けるしぐさをイメージ化する。
「扉グラフィック」稲吉紘実(アーティスト)
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大ホール扉(25ヶ所)
大ホールの扉番号をあらわすサイン&グラフィック。
扉の内側に、扉ナンバーと隅田川を連想させるカラフルなすみ流し模様を組み合わせ、施設の特徴を表すとともに目印としての機能を担う。
「姿見」梅田正徳(プロダクトデザイナー)
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トイレ(10ヶ所)
各階のトイレに設置された時計機能を内蔵した姿見。ミラーフレームには、‘花’の楽譜が彫られ、時計とミラーを一体化したユニークなフォルムにおいてコンサートを鑑賞する際の装いとタイミングをはかる。